• 2018.02.02 UP

    2/2 今週のレコメンド【Get With The Times / Bekon】

    こんにちは。グランドファンクの茂木英興です。

    またまたビッグネームアルバムのご紹介ですみません。 今年のグラミーを席巻したケンドリック・ラマー『DAWN』のかなり濃い裏方、ダニエル・タネンバウムこと、ダニー・キーズこと、Bekonのデビュー・アルバムです。



    https://www.youtube.com/watch?v=SqGxIbN-DFY

    いわゆるプロデューサー・アルバムですが、ソングライティング、ヴォーカル、プロダクション、キーボード、ピアノ、ヴァイオリン、ミキシングまで一人でこなしています。 アルバム通して、ブレずにまっすぐ70年代中期のトッド・ラングレン、もしくは60年代中期のビーチ・ボーイズマナー、そこにブラック・ミュージックの濃厚なスパイス。
    バンドや大編成の有機性も好きですが、こういう個が炸裂した密度の高い閉鎖性は大好きです。何より僕は夢の詰まった音の悪いデモ・テープが音楽の中では一番好きかもしれません。多感な頃に海賊盤(ってご存知ですか?)を買い漁ってたなー。

    個の爆発といえば、我らがYOSHIKAも静かで力強いミニアルバムをリリースしました。



    ぜひ、下記オフィシャルサイトにあるセルフライナーノーツとともにお楽しみください。

    http://yoshika.info/

    彼女とグランドファンクはもう15年以上のお付き合いです。一人のアーティストの確かな成長を微力ながら応援できていることに幸せを感じます。

    文責:茂木英興(音楽プロデューサー)