• 2018.04.21 UP

    4/21 今週のレコメンド

    剣持です。

    この今週のレコメンドを始めて、気づいたら1年が過ぎていました。
    レコメンド、始めはグランドファンクの資産である音楽の知識を
    読んでくださっている方に、少しでもヒントになればと思ってはじめましたが、
    だんだんと形が変わってきています。

    景色に合うプレイリスト、オススメのごはん屋さん、思い出の曲。
    各々の趣味嗜好が顕になって、様々なグランドファンクの人間味が滲み出てきたような感じがします。
    また、音楽の選び方も「ただ良い!」だけでは無く何かしら小粋さのようなものも
    必要に迫られているような、いいプレッシャーも感じています。

    剣持が紹介したいのは、GFのレコメンドの様に、変幻自在な存在である「ドナルド・グローヴァー」と言う人物です。
    ご存知の方も沢山いらっしゃるかと思いますが、この人物のステージネームは
    「Childish Gambino」です。2016年にRedboneと言う、衝撃的な名曲を作り
    今年のグラミーで全5部門でのノミネートを獲得した人物です。
    映画が好きな人はローグワンに出演している俳優としてご存知かもしれません。
    はたまたコメディアンの顔を知っている方もいるかもしれません。
    もう〜、色んなことをやってる方なんです!

    そんな彼が、今年2月にChildish Gambino名義での活動は終わりであることを告げ
    次のステージへと向かっていきました。
    もし僕がガンビーノだったら、そのグラミーの玉座にふんぞり返って偉そうにして、
    「今の音楽は腐ってる!」とか適当抜かしてそうなものですが、
    やりたいことを追求する心意気と姿勢がもう素敵だな〜!と思いました。

    ただ、当時これを見て思ったことが、パラレルに色んな仕事が出来る人は、
    過程である「目標」ではなく、その先の「目的」を見ているのだなと感じました。
    広告のお仕事とかだとついついアワードに目が眩む事がありますが、
    アワードは標の副産物であり、賞を取る人は須らく「標」ではなくて
    芯であるクライアントの「的」をハッキリ見ている人ですし、
    どんなものにも共通してる気がします。

    目標も勿論大事なのですが、その先に自分が何を見据えていく必要があるのか、
    考えさせられるアーティストでした。

    …と深夜にどっかの誰かが言ってそうな事をつらつら並べてしまいましたが!
    僕にとってChildish Gambinoはヒーローだと言うことです!!!
    Redboneどうぞ!!!



    文責:剣持(プロデューサー)